新年のご挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
会員の皆さまにおかれましては、晴れやかな気持ちで新春を迎えられたことと存じます。日頃より島根県看護協会の活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年より、松江を舞台としたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が全国で放送され、宍道湖の穏やかな風景や、ゆったりとした時間の流れ、土地ならではの魅力がにじむ方言など、人と人のつながりを大切にする松江の気質が全国に届けられています。改めて、島根の持つ温かさや地域力を実感しているところです。
島根県は全国に先駆けて人口減少と超高齢化が同時に進行し、看護職のさらなる活躍が期待されています。日本看護協会では昨年、「看護の将来ビジョン2040~いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護~」が公表されました。その中では、若年世代の減少が進む中でも、看護職が地域で欠かせない存在として活躍の場を広げていくこと、そして看護職自身のウエルビーイングの実現が重要であると示されています。
2024年に取りまとめられた「新たな地域医療構想に関する取りまとめ」を踏まえ、2040年頃を見据えた地域医療構想や医療計画の検討が進められています。特に、85歳以上の高齢者が増加する中で、医療と介護の連携強化は喫緊の課題です。島根県では、地域包括ケアの推進に向けて、在宅医療・在宅看護の体制整備や、へき地医療を支える人材育成、ICTを活用した医療・介護連携の強化など、地域の実情に応じた取り組みが進められています。本会としても、これらの施策と連動し、地域で活躍できる看護職の育成や、専門性を発揮できる環境づくりをさらに推進してまいります。
看護は24時間365日、人々の生命と健康をまもる仕事です。どこで勤務していても、どのような勤務形態であっても、また個々のライフイベントの中で、多様で柔軟な働き方を通してキャリア形成を継続していく必要があります。本会としましては、看護職がその能力を十分に発揮できる基盤となる体制の実現に引き続き尽力してまいります。
今年は午(うま)年です。午の年は前進と情熱の象徴とされます。本協会も、地域医療の未来へ向けて力強く歩みを進めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和8年元旦
公益社団法人島根県看護協会
会 長 池田 康枝