委員長挨拶 第18回島根看護学術集会 実行委員長 : 松本亥智江 (島根県立大学)
2025年7月12日(土)に第18回島根看護学術集会を開催いたします。
今回の学術集会のメインテーマは、「災害からの学びをつなぐ ~過去から学び平時の備えを考える~」です。近年、気候変動による地球温暖化の影響を受け、集中豪雨やそれに伴う河川の氾濫などが、様々な地域や想定外の場所で、毎年のように発生しています。2011年3月の東日本大震災の教訓は、東日本大震災以降の地震発災時の対応に大きな影響を与えました。事前防災は被害を軽減することに繋がりますが、自然災害そのものをゼロにすることはできません。しかし、防災教育を含めて平時の備えをしておくことが、発災時に自らの命を守ること、また、被害を最小にすることに繋がると考えます。私たち看護職は、ひとたび災害が発生すれば、自らが被災者となっても支援者とならなければなりません。また、気候変動の影響は、自然災害だけでなく私たちの健康に与える影響は大きいと言われています。したがって、自然災害だけでなく健康危機管理の視点からも、平時からの備えがより重要となります。
今回の特別講演は市民公開講座として開催いたします。基調講演は「気候変動と健康」をテーマに橋爪真弘氏にご講演いただき、パネルディスカッションでは医療職の皆様に災害時のご体験を語っていただきます。一般市民の皆様と共に「いのちを守るための平時の備え」ということについて一緒に考えたいと思います。
学会委員一同、精力的に学会準備を進めております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
開催日 | 2025年 7 月 12 日 (土) |
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開催地 | ビッグハート出雲 (出雲市駅南町 1-5 TEL 0853-20-2888) |
参加申込期間 | 2025年 4 月 1 日 (火)~2025年6月2日(月) |