皆様には日頃より、島根県看護協会の事業推進に、ご支援ご協力を頂きありがとうございます。
令和元年末に出現した新型コロナウイルス感染症は 2 年以上も経った今もなお、私たちの暮らしや社会経済に大きな影響を与えています。看護職の皆さまには、それぞれの職場や社会生活において、感染予防や感染者の対応、ワクチン接種など、医療を支える専門職として最善を尽くして頂いていることに敬意と感謝を表します。本会におきましても、職能団体としての役割を果たしたいと考えています。
令和 4 年度の通常総会は、新型コロナウイルス感染対策を鑑み、昨年と同様 100 名規模に縮小して開催しました。役員改選も行い、新体制で活動をスタート致しましたのでよろしくお願い致します。
少子超高齢、多死社会、人口減少等人口構造が大きく変化する中で、医療・看護の多様化と看護職の量的・質的に変化するニーズへの対応は大きな課題です。また目を転じると、自然災害の発生、痛ましい戦禍、突然の事故等の危機的状況においても、看護職に求められるニーズがあることを痛感しています。
このように、看護職に求められるニーズの高まりと多様化する時代の変化や社会のニーズにどう応えていくのか、看護職にとって大きな転換期だと言えます。
このような状況を踏まえて、令和 4 年度の重点政策・重点事業は 4 政策 11 事業を進めていきます。
また、今年度から短期間での実現が困難である内容を重点課題、本会の運営基盤となる内容は基盤強化事業として取り組みます。
今、新型コロナウイルス感染症に係る対応等も含め、会員の皆さま、看護職の皆さま、そして本会にとっても、大変厳しい状況にあります。今年度も様々な困難に立ち向かい、チャレンジの年になるかと思いますが、そのような時だからこそ共に力を合わせて、未来へとつながる礎となる年にしていきたいと思います。これからも適時性・正確性・健全性を大切に県内で就業する看護職を支え、つなぐ役割を担ってまいります。引き続きご支援・ご協力をいただけますようお願い申し上げます。
島根県看護協会の使命に基づき、看護の質向上、働き続けられる環境づくり、看護領域の開発・展開の 3 つの柱で活動しています。
令和 4 年度からは、重点政策・重点事業は 4 政策 11 事業としています。短期間での実現が困難である内容は重点課題として整理し、看護協会の運営基盤となる内容は基盤整備事業として取り組みます。
Ⅰ -1 地域における健康・療養支援の強化
Ⅰ -2 母子支援のための安心・安全な地域包括ケアシステムの推進
Ⅰ -3 訪問看護師の育成・確保・定着の推進
Ⅱ -1 勤務環境の改善に向けた取組み
Ⅱ -2 ナースセンター機能の強化
Ⅱ -3 業務改善とタスクシフトへの取組み
Ⅲ -1 特定行為研修制度の普及促進
Ⅲ -2 新たな認定看護師制度の普及促進
Ⅲ -3 准看護師の課題解決に向けた取組み
Ⅳ -1 災害発生時における看護支援活動の整備
Ⅳ -2 新型コロナウイルス感染症等の対応体制の整備1. 組織強化に向けた入会促進
2. 適切な会館管理・運営3. 看護政策力の強化
年度 | 主なできごと |
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1947(昭和 22) 年度 | 日本産婆看護婦保健婦協会島根県支部を設立 |
1951(昭和 26) 年度 | 社団法人日本看護協会島根県支部 (保・助・看 3 支部) を設立 |
1954(昭和 29) 年度 | 日本看護協会保健婦会・助産婦会・看護婦会の各島根県支部を設立 |
1974(昭和 49) 年度 | 松江市母衣町 55 番地に協議会事務所を設置 島根県ナースバンク発足 (島根県委託) |
1979(昭和 54) 年度 | 会館建設委員会発足 (会員一人 3 万円の建設資金積み立て) |
1980(昭和 55) 年度 | 社団法人島根県看護協会設立総会 |
1983(昭和 58) 年度 | 島根県看護研修センター竣工 |
1984(昭和 59) 年度 | 日本看護学会母性看護分科会を開催 |
1987(昭和 62) 年度 | 出雲市にて両親学級開始 訪問看護モデル地区事業開始 |
1989(平成元) 年度 | 国から無料職業紹介所設置許可を受ける |
1990(平成 2) 年度 | 島根県看護協会創立 10 周年記念事業実施 |
1992(平成 4) 年度 | 訪問看護ステーションやすらぎ開設 |
1993(平成 5) 年度 | 島根県から「島根県ナースセンター」の指定を受ける 看護管理者ファーストレベル研修開始 |
1995(平成 7) 年度 | 島根県立看護短期大学が開学される (看護学科設置) |
1997(平成 9) 年度 | 訪問看護ステーションいずも開設 |
1998(平成 10) 年度 | 訪問看護ステーションおおだ開設 |
1999(平成 11) 年度 | 島根医科大学医学部に看護学科が設置される |
2000(平成 12) 年度 | 島根県看護協会創立 20 周年記念事業実施 |
2002(平成 14) 年度 | 島根県看護協会新シンボルマーク制定 島根県看護協会のホームページを開設 |
2003(平成 15) 年度 | 出雲市内で「まちの保健室」開設 |
訪問看護ステーションそよかぜの丘開設 | |
2004(平成 16) 年度 | 第一回島根看護学術集会開催 |
2007(平成 19) 年度 | 認定看護管理者セカンドレベル研修開始 |
2010(平成 22) 年度 | 島根県看護協会創立 30 周年記念事業実施 |
2011(平成 23) 年度 | 公益社団法人への移行・新定款承認〔通常総会〕 看護職のワーク・ライフ・バランス推進ワークショップ開催 (日看協共催) 島根県保健師助産師看護師実習指導者養成講習会開催 (平成 25 年度と 2 回開催) 看護研修センター別館として隣接土地・建物を購入、研修施設へ改修 |
2012(平成 24) 年度 | 公益社団法人島根県看護協会設立登記 (4 月) 会員数 5,373 人 (10 月時点) 島根県立大学出雲キャンパスに看護学部が設置される 第 43 回日本看護学会・小児看護学術集会開催 (日看協共同開催) 認定看護管理者教育ファーストレベルを毎年開催に変更 |
2013(平成 25) 年度 | ナースセンターの総合拠点化に向けた取組実施 助産師出向支援導入モデル事業 (日看協) への参加 災害時における医療救護活動協定を島根県と県 4 師会で締結 (医師会・歯科医師会・薬剤師会・看護協会) |
2014(平成 26) 年度 | 助産師出向支援導入事業開始 (島根県委託) 〔継続中〕 看護師職能委員会にⅠ (病院領域)、Ⅱ (介護・福祉施設・在宅等領域) を設置 |
2015(平成 27) 年度 | 看護労働と看護の質向上のためのデータベース (DiNQL) 事業普及促進 〔~令和元年度〕 助産師実践能力習熟度段階レベルⅢ認定制度開始 (2 年間で 114 名) 訪問看護研修事業開始 (島根県委託) 〔継続中〕 介護職員等によるたんの吸引等の実施ための第 3 号研修事業開始 〔~平成 30 年度〕 ハローワークとの連携強化事業開始 (移動ナースバンク開設) 〔継続中〕 |
2016(平成 28) 年度 | 看護職の労働環境の整備の推進事業開始〔継続中〕 在宅を支える訪問看護の普及事業実施〔継続中〕 介護施設等における看取り研修事業実施〔継続中〕 看護職連携構築モデル事業実施 |
2017(平成 29) 年度 | 第 48 回日本看護学会・精神看護学術集会開催 (日看協共催) 看護職員認知症対応力向上研修事業開始 (島根県委託) 〔継続中〕 |
2018(平成 30) 年度 | 特定行為の普及促進事業開始 (島根県委託) 〔継続中〕 中国・四国地区法人会員会・法人会員連絡会開催〔本県当番〕 |
2019(令和元) 年度 | 島根における看護基礎教育を考える会を開催 (日看協共催) 訪問看護ステーション出向研修事業開始〔継続中〕 |
2020(令和 2) 年度 | 地域の医療体制確保のための看護職員派遣調整事業実施 (日看協委託) 訪問看護ステーションそよかぜの丘駐車場用地購入 島根県看護協会創立 40 周年記念事業実施 |